新興セルビックコレクション 19

小型射出成形機用円錐形スクリュー
コニカルスクリュー
参考資料

弊社で開発された小型射出成形機「ベベル」に搭載されている、新開発のコニカルスクリュー。従来のスクリューに対し全長を90%短くし、その結果、射出ユニットは70%小型になった。スクリュー長を短くすることで樹脂の滞留を防ぎ、滞留が原因で樹脂が劣化することを少なくしている。さらに、弊社特有の逆流防止機構によって、長繊維などの損傷を防ぐことを可能にしている。従来にない長繊維を含有することで成形品の強度は大幅に向上した。

コニカルスクリューを用いる射出機構
樹脂投入口より投入した樹脂は、回転するコニカルスクリューで徐々に先端に送り込まれた後、混練と強烈な圧縮を高めながらストロークシリンダー内に流れ込む。樹脂の流量や混練率は、バレルとストロークシリンダーのすき間により管理する。ポテンショメーターと連動するプランジャーの移動量で樹脂は正確に計量する。計量終了と共にストロークシリンダーが前進してバレルとのすき間をふさぎ、バレル側への樹脂の流出を防ぐ。ここでプランジャーが前進して樹脂を金型内に射出する。
同機構では従来のスクリューに必ず見られた逆流防止リングが必要ない。したがって樹脂がチェックベンを通過する過程で温度が上昇することなく、また樹脂内に繊維を混入させても繊維の破壊を最小限に抑えられる。さらにスクリュー先端で前後に移動するチェックベンによる弊害、射出ロスがなく、投影面積から算出する型締め力を70%削減できた。

長さ8mmのガラス繊維を体積%で60%含有させたPP(ポリプロピレン)の成形サンプルである。繊維はチェックベンを通過しないため、折れることなく成形されているのが確認できる。

この商品は、アイデア工房の提案により開発致しました。売上の7% が還元されます。


 
コニカルスクリューの特徴
  1. 小型化
    従来のインラインスクリューに対しスクリュー長を90%〜95%短縮しました。大型機ほど短縮効果が確立します。
  2. 混練効果
    素材は、回転するコニカルスクリューとバレルとの間で強烈な圧縮を加えられながら混練され先端へと移動しますが、同一ウイング内の移動速度が根本的に異なります。ウイング内の素材移動量は小径より大径のほうが速く、素材流動は、不規則な移動速度に加え、従来スクリューにみられる三次元的な還流が混練効果を極限まで高めます。
  3. 逆流防止リングレス
    1. 管理温度と素材温度が同一です。
    2. 射出圧力と射出量のリークを防ぎます。
    3. 相対粘度、固有粘度、分子量など素形材特性を確保します。
    4. 超長繊維素形材の成形に適しています。
    5. 熱劣化のしやすい素形材の成形に適しています。
  4. 温度管理
    バレルの温度差管理を、先端一点で管理します。コニカルスクリューは、バレル先端を軸として放射円錐状に棒ヒーターを配しています。円錐配列の示す頂点が高温となる配置は、バレルの温度差を理想的に演出します。さらに、素形材の熱履歴を最小とします。
  5. 剛性
    コニカルスクリューは、1対1以下。スクリュー径に対する長さ比率が根本的に異なります。(現行スクリューは、約1対20以上)



株式会社 新興セルビック
142 東京都品川区旗の台 3-14-5
Phone:03(3785)7800 Fax:03(3785)7899

Maintained online by persocom@sellbic.com
Copyright(R) 2000 Shinko Sellbic Co., Ltd.